古川製作所:シンワ機械を完全子会社化
2014.09.03
古川製作所は、シンワ機械の全株式を取得し完全子会社化した。これにより互いの開発技術や設計製作ノウハウを融合し合うことで、新製品の開発や製品ラインナップの拡充など、多様化とともに高度化する顧客のニーズに対応する体制強化を図る狙いである。
シンワ機械は、1976年(昭和42年)創業の包装機械及び個食(パック米飯)炊飯システムの製造・販売での豊富な納入実績を持つ。米飯や惣菜では独自殺菌法によるシートサーモフォーミングの技術を有し、これまで国内外(中国や欧州など)の大手食品加工メーカーに包装米飯や惣菜、デザートなどの食品関連の包装システムの製造・販売を手掛けてきた。
一方、古川製作所はフレキシブルパッケージによる真空・脱気では優れた技法を持つリーダーカンパニーであり、両社は異なる包装形体とシステムでありながら食品などの品質保持(賞味期限)を向上させる技術である。両社の包装技術が組み合わさることで、多様な包装ニーズに応えうる可能性が広がる。