キユーピー:兵庫県に神戸工場を新設
2014.10.16
キユーピーは、神戸市東灘区に神戸工場を新設し、2017年春から稼働を開始する。あわせて関西地区での生産再編を進める意向である。2017年までに合計で約122億円の投資を行い、商品カテゴリーごとの生産体制を効率化し、年間約11億円の製造・物流経費を削減する予定だ。
国内に工場を新設するのは10年ぶりとなり、マヨネーズの主力工場としては45年ぶりとなるものである。神戸工場の主な製造品目は、マヨネーズ」や「深煎りごまドレッシング」など、家庭用調味料の基幹商品である。
最新鋭の生産設備導入や施設レイアウトの最適化を進め、基幹商品を集中生産することで、効率的な生産体制を構築していく考えである。伊丹工場は、商品を神戸工場へ移管する2017年春をめどに家庭用調味料の生産を終了し、移管商品以外の業務は継続していくこととなる。
神戸工場は最新技術による高品質化、環境に配慮した省エネ設計を実現するほか、工場見学通路を併設し、地域の顧客とのコミュニケーションの場としての役割を果す。西日本の商品供給を担う基幹工場として、将来にわたる効率的な生産および物流体制を構築し、国内外のグループ工場のモデルとなる工場を目指すものである。