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JT:飲料造販売事業から撤退

2015.02.07

 JTは、飲料製品の製造販売事業から撤退する。具体的には、JT飲料事業部及びジェイティ飲料で行っている飲料製品の製造・販売を、2015年9月末をメドに終了する予定である。
1988年に飲料事業に参入して以来、グループ経営理念である4Sモデルに掲げる顧客の満足度を高めることがグループの持続的利益成長につながるとの考えのもと、「ルーツ」や「桃の天然水」に代表される市場の先駆者となる商品を展開してきた。
 飲料市場全体の飽和とともに、事業規模が優劣を決する構造にあることや商品ライフサイクルが短期化する中で、安定的かつ継続的な収益基盤を確保するがむずかしくなってきた。積極的な販促活動での規模を追求と、高品質・独自性を追求した商品を短期間で開発し続けることが不可欠な厳しい事業環境にある。
 このような認識に立ち、将来の成長戦略について検討を重ね、JTグループの中長期的な成長に貢献していくことは困難であると判断したものだ。経営資源の配分など全体最適の観点から、2015年9月末をメドにJT飲料製品の製造販売事業から撤退するとの決断である。
 今後は、たばこ事業の競争力強化に資する投資を優先するとともに、医薬事業、加工食品事業でグループへの利益貢献を果たすべく、事業基盤の強化に向けた投資を着実に実行する。それにより、中長期にわたる持続的利益成長を図っていく考えである。