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ニュースフラッシュ

味の素:北米の組織体制を再編

2015.02.26

 味の素は、味の素ノースアメリカ社(AJINA社)によるウィンザー・クオリティ・ホールディングス社(WF社)の買収を契機に、2015年4月1日付けで北米の組織体制を再編する。コンシューマーフーズ事業とアミノ酸・食品バルク事業に分けて意思決定を速め、競争力を強化し、事業展開を加速したい考えである。
 AJINA社を持株会社に改変し、商号を「味の素北米ホールディングス社」(ANH社)に変更する。アメリカ味の素冷凍食品社(AFU社)を存続会社として、WF社(同社グループ9社含む)とAJINA社のコンシューマーフーズ事業、アモイ・ノース・アメリカ社(ANAI社)を統合し、商号を「味の素ウィンザー社」(AWI社)に変更する。
 またAJINA社のアミノ酸・食品バルク事業をANH社傘下に新設する「味の素ノースアメリカ社」(ANA社)へ移管する。
 北米は同社が初めて海外進出した地域で、事業展開では約100年の歴史がある。主な事業はコンシューマーフーズと食品加工用等の各種アミノ酸の製造、輸出入および販売である。2014?2016中期経営計画でも重点強化エリアと位置づけられている。
 2014年のWF社の買収を契機に、コンシューマーフーズ事業の成長加速に向け、北米でのビジネスモデルに応じた体制に再編する。コンシューマーフーズ事業とアミノ酸・食品バルク事業の2事業に分け、各々のマーケティング力・営業力の強化を進めて事業を推進していく考えである。
 今後、主な顧客が一般消費者であるコンシューマーフーズ事業は、AFU社、WF社、AJINA社コンシューマーフーズ事業およびANAI社の統合により、製品開発・生産プロセス・販売チャネルを総合的に見直す意向である。それにより、より効率の良い事業基盤を構築し、消費者の嗜好に合った製品開発力および営業力を強化する。特に巨大北米冷凍食品市場で圧倒的No.1の日本食・アジア食の冷凍食品メーカーを目指す考えである。