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ニュースフラッシュ

味の素:モンデリーズからAGF全株式を取得

2015.03.01

 味の素は、米国モンデリーズ・インターナショナル(モンデリーズ社)と両社の50%:50%の合弁事業会社の味の素ゼネラルフーヅ(AGF)について、モンデリーズ社のクラフト・フーヅ・ホールディング・シンガポールを通じ、保有する全株式を270億円で取得することで合意した。
 2015年4月中に同社がモンデリーズ社の保有する全株式を取得する予定である。連結子会社化後も、現行の経営体制、社名、ブランドは維持していく考えである。
 同社とクラフト・フーヅ・ホールディング・シンガポールとの間で株式売買契約を締結したものである。コーヒー、紅茶、ココアなど幅広く飲料製品を展開し、イノベーティブな企業風土を有するAGFを同社の連結子会社とし、規模を拡大するとともに事業各部門を融合し、成長を加速していく考えである。
 AGFは、同社と米国ゼネラルフーヅ社(現モンデリーズ社)の合弁事業会社として1973年に設立され、国内のコーヒー事業でスティック製品市場をはじめとする新市場を創造してきた。マーケティング力と技術力を両輪に、家庭用コーヒー飲料市場(缶コーヒーを含まない)で、国内でトップシェアである。
 業務用事業でも売上げを拡大させており。現在AGFは、コーヒーに加えて紅茶、ココアなど幅広く、高品質の嗜好飲料製品を提供している。同社とモンデリーズ社は、AGFの運営方法につき継続的に協議をしてきたが今回、モンデリーズ社がグローバルにコーヒー事業の再編を行うことをきっかけに、同社によるAGFの連結子会社化を検討し、合意に至ったものである。
 同社は、「確かなグローバル・スペシャリティ・カンパニー」を目指す中で、事業構造強化と飛躍的な成長に向けた「隣地」(既存製品領域の隣接製品、隣接市場)への事業領域拡大に取り組んでいる。連結子会社化の後、現経営陣・従業員とともにAGFの事業拡大を図り、また両社は各部門の協業を進めて事業構造を強化し、粉末加工製品という共通軸を梃に新製品開発や生産面でのシナジーを創出していく予定である。