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ニュースフラッシュ

大日本印刷:青果物包装を媒体の広告サービス

2015.03.02

n_20150302_01.jpg 大日本印刷の100%子会社で商業印刷物などの企画・制作を行うDNPメディアクリエイトは、JA全農青果センターと共同で、スーパーなどで販売される青果物のパッケージを媒体とした新しい広告サービス「フレッシュアド」の本格運用を開始する。他の商品の広告や商品を使ったレシピの掲載、試供品の添付などを行う広告サービスである。
 青果物を使ったレシピを提示することで、麺や調味料などの関連商品の販売にもつなげるクロスマーチャンダイジングの役割が期待されるものだ。2013年7月から一部の商品・店舗でトライアル運用を行ってきたものだが、高い効果が認められたことから今回、2015年3月に本格運用を開始することとなったものである。
 具体的には青果物のパッケージに、その食材を用いたレシピとともに調味料や調理用品などの広告を掲載する。試供品の提供も可能で、その広告と連動した店頭プロモーション企画やPOP(店頭広告)の制作・設置、試食・実演販売、効果分析、雑誌のレシピや記事との連動企画などを提供し、青果物を軸とするクロスMDをトータルに支援したい考えである。
 生活者の献立づくりをサポートし、青果物と関連商品の組み合わせ販売を促進する。メーカーにとっては自社商品と生活者との接点拡大や認知度向上が、店舗にとっては青果売場の活性化が期待できる。
 JA全農青果センターが扱う多くの種類の国産青果物を広告媒体として選択でき、納入先は全国主要なスーパーや量販店となる。メーカーがこれまで取引のなかった地域の店舗についても、JA全農青果センターが扱う地産品とのタイアップなどを行うことによって地域に密着した企画提案ができる。
 DMCが各種商業印刷物の企画・制作を通じて培ったノウハウを生かし、青果物パッケージの広告と連動した店頭の販売台やPOPの設置、試食・実演販売する。スマートフォンやタブレット端末を活用したクロスメディア展開など、複合的なプロモ?ション支援を行う。
 雑誌とのタイアップ企画も可能で、JA全農青果センターの出荷データやスーパーの販売データをもとに広告効果の検証・分析を行い、広告主に報告することでより効果的な次の企画につなげられる。
 
(※)JA全農青果センター:JA全農の子会社で青果物およびその加工品の仕入、販売、それに付帯する事業を行っている。