ノエビア：常盤薬品のドリンク製造ライン新設
2015.04.20
ノエビアHDは、連結子会社の常盤薬品工業「三重工場」のドリンク製造ラインの新設に約21億円を設備投資する。エナジードリンクや美容ドリンクなどの市場拡大を背景に、事業拡大のために生産能力の増強と生産効率の向上を図り、ドリンク製造ラインを新設する。
これにより生産能力を3割増強し、ドリンクの売上拡大を目指すものだ。また環境負荷と事業継続リスクの軽減を図るため、液化天然ガス（LNG）対応システムを導入する。同設備投資による2015年9月期の連結業績への影響は軽微である。
設備投資で生産能力の増強と生産効率の向上により、今後の安定受注、売上拡大を図りたい考えである。医薬品GMPの強化とともに入退場者の記録や監視カメラの設置、私物持込制限など、フードディフェンスシステムのさらなる強化を図り、安全で高品質な商品を提供する。
クリーンで高効率なエネルギーのLNG利用のボイラーシステム導入で、CO2削減並びに省エネルギー対策に取り組む。また災害時での事業継続リスクを軽減するものだ。
（※）GMP：Good Manufacturing Practiceの略。医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準
（※）フードディフェンス：食品への意図的な異物混入を防止する。
