サントリー:JTの飲料自販機オペレーター事業を取得
2015.05.27
サントリー食品インターナショナルは、日本たばこ産業(JT)との間で保有するジャパンビバレッジホールディングス(JB)及びジェイティエースター(JTA)等の株式並びに飲料ブランドの取得について2015年5月25日に基本合意書を締結した。
具体的には、JBの株式(JTの持分70.5%)、JTAの全株式、ジャパンビバレッジエコロジーの株式(JTの持分49.7%)と「Roots」及び「桃の天然水」ブランドを取得するものである。
これまでも、強固な事業基盤・優良なブランドを獲得すべく積極的にM&Aを推進してきている。JB及びその子会社は自動販売機、給茶機、コーヒーサーバーをはじめとする多種多様なラインナップを活用し、独立系のオペレーターとしては、業界トップのポジションを築いている。
とりわけ、缶・ペットボトルの自動販売機事業では、複数メーカーの商品を販売する混載機を主力にオフィス等インドア・ロケーションの開拓力に優れ、全国規模の顧客基盤・事業基盤を通じて幅広い飲用機会を提供している。
また、JTAはその子会社であるオリエンタル商事とともに、千葉県、茨城県、栃木県を中心に強固な事業基盤を有する有力自動販売機オペレーターでもある。今後は、JB・JTAグループが有する既存事業及び現行の取引関係を継続することを基本方針とする。
加えて、同社グループの自動販売機事業がもつグループ総合力を活かしたロケーション開拓力、高いルート効率、機材調達力、そしてR&D力等の強みを、JB・JTAグループのプラットフォームと融合し、新たな価値を創出する総合飲料サービス提供事業へと進化していくことで更なる成長を目指す考えである。
近年需要が拡大しているボトル缶コーヒーに強みをもつ「Roots」及びニアウォーター市場のパイオニアの「桃の天然水」の両ブランドを取得し、商品ラインナップの拡充を図っていく。