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ニュースフラッシュ

味の素:「味の素」国内生産体制を再構築

2015.06.09

 味の素は、食品事業のグローバルな成長に伴い、主力製品のうま味調味料「味の素」の生産体制の再構築を図る。現在川崎工場で生産する「味の素」の生産工程の一部の"精製工程"を2015年度中に停止する。今後は海外のグループ会社(ブラジル、インドネシア)で精製工程まで行い、倍散化工程および包装工程は引き続き国内で行うものである。
 生産工程は大きく4つに分けて構成される。1)原料(さとうきび等)を発酵しグルタミン酸(アミノ酸の一種で昆布等に多く含まれるうま味成分)を作りだす発酵・粗製工程、2)グルタミン酸から調味料として使いやすいグルタミン酸ナトリウム(MSG)を作る精製工程、3)MSGに核酸(かつお節等に含まれるうま味成分)を合わせてうま味を強める倍散化工程、4)倍散化したうま味調味料を様々な製品形態に合わせて包装する包装工程である。
 これまでは、海外のグループ会社からグルタミン酸を輸入し、国内工場で精製工程、倍散化工程、包装工程を実施してきたが、今後は国内と同じ厳しい品質基準に基づいて生産する海外で精製工程までを行い、国内工場で倍散化工程および包装工程を行いう。
 
(※)味の素グループは、品質基準として独自の品質保証システム「アスカ(ASQUA)」を適用。「アスカ」は、品質マネジメントシステムの国際規格である「ISO9001」や食品衛生の管理基準の1つである「HACCP」などの製造の管理基準を基本骨格とし、そこにグループ独自の考え方や基準を付加して構成されている。
(※)倍散化工程:グルタミン酸ナトリウムに核酸を合わせる工程。