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ニュースフラッシュ

日清食品:安全研究所に「究理棟」を新設

2015.08.26

 日清食品ホールディングスは、「the WAVE」(グローバルイノベーション研究センター・グローバル食品安全研究所)のグローバル食品安全研究所に「究理棟」を新設し、2015年8月25日から研究を開始した。「the WAVE」は2014年3月に、東京都八王子市に開設した研究施設である。
 同グループでは、1958年の創業以来、「食の安全」を経営の最重要課題と位置づけ、様々な取り組みみを行ってきた。一方、科学技術の進歩により、食品中から新たな危害物質が見出されるような状況も生まれており、ブランドオーナーとしてのいち早い対応が求められている。
 「究理棟」は、新しい食品の科学的リスクを早く察知して将来に備え、顧客を少しでも安心させる目的として設立するものだ。新規危害物質の分析に必要となる標準化学物質の合成施設や微量精密分析機器を備えるとともに、新規危害物質の健康影響を調べる動物試験施設などを有し、食の安全にかかわる最先端の研究を行っていくものである。
 「究理棟」の完成により、遺伝子レベル、細胞レベルから動物実験までの安全性評価体制が整ったことになる。今後は、社外研究機関とも連携し、社内外の人材が恵まれた環境の下、世界最先端のサイエンスに基づいた研究活動を行っていく意向である。