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ハイデルベルグ:リコーとの販売協業を強化

2015.09.15

n_20150915_01.jpg ハイデルベルグ・ジャパンは、独自のDFE(デジタルフロントエンド)「プリネクトDFE」とリコーの「RICOH Pro C7100、9100シリーズ」を組み合わせた、デジタル印刷システム「ライノプリントCV」及び「ライノプリントCP」を2015年10月から国内で発売する。国内での販売協業を強化する狙いである。
 この発売に伴い、両社は「ライノプリント」の国内での販売・サービスに関する協業に基本合意し、同社は国内印刷業の顧客に対して「ライノプリント」を販売し、両社が連携して保守サービスを提供する。
 両社の販売・サービス体制をフルに活用することで、高品位な印刷品質を実現するオフセット印刷と、オンデマンド印刷など柔軟性の高いデジタル印刷を組み合わせた付加価値の高いソリューションを提案していく考えである。
 今回の協業強化は、リコーとハイデルベルグ社(本社)のグローバルな戦略的協業に基づくもので、両社は現在までに世界40カ国以上で販売協業を展開している。「ライノプリント」については、すでに世界中で400台以上の販売実績を持つ。
 同社は、「ライノプリント」の国内発売により、デジタル印刷市場に本格的に参入し、ハイデルベルグ社が進めるオフセット・デジタルハイブリッド戦略を推進していく考えである。従来、オフセット印刷ワークフローとデジタル印刷ワークフローでは、RIP、CMS(カラーマネジメント)、面付けなど実質異なっていた。
 ライノプリントの市場投入により、オフセットとデジタルのワークフローでハイデルベルグプリネクトの持つ同じ出力エンジン、ワークフローインターフェースを備えることで、世界で初めて本格的なオフセット・デジタルハイブリッドワークフローを提供することとなる。
 ライノタイプ・ヘル時代から定評ある色変換技術を投入し、新世代のインターフェース「プリネクト・デジタルプリント・マネージャー」により、これまでにはない高い品質と生産性をPOD市場にもたらすものである。同社とリコージャパンは、両社の持つ幅広い製品とサービスにより、オフセットとデジタル印刷の新たな可能性を創造する。