中野BC:芳醇な味わいの高級梅酒
2015.10.27
中野BCは、長期熟成梅酒「月向」(720ml、小売価格3,085円・税込)を数量限定で、オンラインショップなどで発売する。特別栽培する大粒の"完熟梅"のみを使用し、ウメの量も通常の1.5倍、長期熟成で芳醇な味わいに仕上げた高級梅酒である。
同社は、和歌山の酒造大手で梅酒約35種類を製造販売している。今回は農家指定で商品用特別の栽培・収穫した大粒の"完熟ウメ"で漬け込んだ、最高級の長期熟成梅酒である。独自の栽培手法で良質な紀州南高梅を生産する、みなべ町の梅農家「月向農園」と共同で開発した"高級梅酒"だ。
そのためにウメの実を特別栽培し収穫している。通常の1.5倍のウメ使用&長期熟成でフルーティーに仕込み、また通常の梅酒で仕込む1.5倍の量のウメを使用している。熟成期間も通常より3ヵ月長い約15ヵ月の"長期熟成"である。
約半年後に実を取り出し、約9ヵ月間しっかりと寝かせることで芳醇でフルーティーな味わいに仕上げている。ウメの実の状態を確かめられるよう小さなタンクで仕込み、定期的に攪拌しながらウメのエキスを抽出する。攪拌作業では漬け込んだ実が傷つき、果実のえぐみまで抽出しないように丁寧に混ぜている。
梅酒用のウメの収穫は実が青いうちに行うが、「月向」は養分を多く摂取した自然落下する直前の少し黄や赤味がかった完熟寸前の実を使用している。なかでも直径約5cmの大粒のみを、農家園主の月向雅彦氏が「最高の出来」と見極めた朝に手摘みする。
透明度のある琥珀色の梅酒に仕上げるため、手摘みした後も1粒1粒をチェックし、無傷の実のみを選定している。梅農家の名前を冠にしたこだわりの商品は2007年に発売し、2015年で9年目を迎える。ウメの収穫日と実の選別、漬け込む実の量や熟成期間まで、全製造工程にこだわった極上の"高級梅酒"である。
華やかで芯のある香りと雑味のない透き通った上品な味に仕上げられている。梅酒もワインと同様に、栽培した年の気候でウメのできが異なり、梅酒の味に変化を生む。今回発売するのは2014年に収穫したウメを使用したものだ。
月向氏は、「2014年は太陽の量、雨の量ともに恵まれ、最高の条件のもと育ったウメの実が収穫できました。ここ数年で最も大粒で、果肉のしっかりとした実に育ち、最高の味と香りのウメに仕上がりました」とコメントする。