三菱樹脂:米国PETフィルムの生産設備増強
2015.10.09
三菱樹脂は、米国でのポリエステルフィルムの旺盛な需要に対応するため、100%子会社のMitsubishi Polyester Film, Inc.に、ポリエステルフィルム(HOSTAPHAN)の生産能力増強のための新規設備を導入する。投資額は約10,000万USドルで、2017年央の完成を目指すものだ。
米国での工業用途や包装材料用途向けポリエステルフィルムの市場成長率は3%?7%と伸長しており、今後も安定的な伸びが見込まれている。このような状況下、同社では旺盛な需要を満たすべく既存プラントの効率的な運用等で対応してきたが、それを上回る需要の伸びがあり、今後の需要の伸びも予測されるため、新たにポリエステルフィルムの製造設備を新設することとしたものだ。
設備完成により、同社はより競争力のあるポリエステルフィルムの生産拠点となり、顧客からのニーズに迅速に対応できることとなる。