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ニュースフラッシュ

明治:プロビオドリンクタイプの生産能力増強

2015.10.06

 明治ホールディングスは、事業子会社の明治でプロバイオティクス事業のさらなる拡大を図るため、「明治プロビオヨーグルト」シリーズのドリンクタイプの生産能力を増強する。愛知工場にドリンクタイプ(小型PETタイプ)を1ライン増設(投資額27億円)と京都工場にドリンクタイプ(小型PETタイプ)を2ライン増設(投資額52億円)する。
 3ラインの増設で、いずれも稼働となる2015年12月中旬からは現行の1.2倍の生産能力となる予定だ。同社では、2015年4月から中期経営計画「STEP UP17」をスタートし、「成長の加速とさらなる収益性向上」を基本方針として、事業展開を進めている。
 食品セグメントの明治では、「健康な食生活」に貢献する商品の拡大に注力しており、とくに市場での競争優位性の高いヨーグルトは、2020年度には売上高2000億円、市場シェア50%を目標として取り組みの強化を図っている。現在、プロバイオティクス事業は、売上、利益を牽引する事業として成長している。
 消費者の健康志向の高まりと、乳酸菌の機能価値への理解が深まることで、近年ヨーグルト市場は伸長を続け、2014年度は3,500億円規模の市場になっている。
 とくに「明治プロビオヨーグルトLG21」「同R-1」「同PA-3」を擁する「明治プロビオヨーグルト」シリーズは2桁以上の伸長を続け、市場を牽引している。今春新たに発売した「PA-3」株を使用した「明治プロビオヨーグルトPA-3」は、プリン体への可能性に着目した乳酸菌で、現在当初計画200%以上の好評である。