ライフスケープ:「食MAP」シニア食卓データ提供
2015.11.26
ライフスケープマーケティング(LiSM)は、生活者の食卓の消費実態等のデータを収集・分析してマーケティングデータとして提供する「食MAP」で、2015年10月以降、シニア層のデータ提供サービスを拡充していく考えである。同サービスを飲料・食品メーカーなどに提供し、2015年度5億円の売上を目指す。
今回、これまで20?64歳だったモニター対象者に65?69歳の人を追加し、調査世帯も360世帯から400世帯に増やすものだ。これにより65?69歳のシニア層の食卓データの提供が可能となり、各企業は高齢者向け商品の開発などに活用できるようになる。
また同社は今回のシニア層データも活用し、流通企業の年間のMD(マーチャンダイジング)計画からチラシ作成などのマーケティング・販促支援サービスを提供する。少子・高齢化にともない65歳以上は3,296万人と、総人口の約25%を占める(2014年総務省統計局調べ)。
今後もシニア層の増加が見込まれ、シニア層向け商品開発を効果的に行うためことが求められる。「シニア層が実際の食卓で何をどのように食べているかなどのデータをマーケティングに生かしたい」との食品・飲料メーカーのニーズも高まっている。
「食MAP」では、誰が・どのような食品を購入し、いつ・どのように調理して食べるかという情報を日々収集しており、食卓のメニューや材料をマーケティング情報としてデータベース化している。商品開発などを行う際の判断材料や販売促進の資料とし、すでに食品メーカーや流通企業に利用されている。