• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > 味の素:Mizkan共同で鉄道往復輸送開始

ニュースフラッシュ

味の素:Mizkan共同で鉄道往復輸送開始

2016.02.19

 味の素は、カゴメ、日清オイリオグループ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社、Mizkanの食品メーカー6社と、2015年2月に「食品企業物流プラットフォーム(F-LINE)の構築」に合意した。それ以降、持続可能な物流体制の実現に向け、(1)6社共同配送の構築、(2)中長距離幹線輸送の再構築、(3)物流システムの標準化などについて検討を重ねてきた。
 今回、2015年11月に発表した北海道での共同配送の取り組みにつづき、中長距離幹線輸送の再構築を目指し、2016年3月から味の素とMizkanが共同で関東・関西間の鉄道による往復輸送を開始する。これにより同区間でのモーダルシフト率を高めCO2排出量の削減を図る考えである。
 関東・関西の物流センター間の製品の輸送について、味の素では久喜物流センター(埼玉県久喜市)と西日本物流センター(兵庫県西宮市)間をトラックで、またMizkanでは関西第二物流センター(兵庫県三木市)と関東物流センター(栃木県栃木市)間を鉄道とトラックの併用で、両社とも片道輸送を行っている。
 関東・関西間の対象ルートでは、味の素は関東へ輸送する製品が少なくMizkanは関西へ輸送する製品がないことから、鉄道往復輸送については、両社とも単独での実現には至っていない。
 2016年3月からスタートする鉄道での関東・関西間の往復輸送では、往路(関東から関西)で味の素の久喜物流センターから西日本物流センターへ味の素製品を運び、復路(関西から関東)でMizkanの関西第二物流センターから関東物流センターへMizkan製品を輸送するものだ。
 対象ルートのモーダルシフト率は両社合計で約50%となり、約25%のCO2排出量削減が実現する予定である。味の素、カゴメ、日清オイリオグループ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社、Mizkanの6社は競合として公正な競争をしながら、厳しい物流環境に対応し既存の枠組みを超えた強固な協働体制のもとプラットフォームの構築を目指す。