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ニュースフラッシュ

月桂冠:青色ベースの冷やし甘酒

2016.03.02

n_20160302_02.jpg 月桂冠は、糖分・塩分・水分を補給に適した「冷やし甘酒」(190g缶)を期間限定(8月まで)で、2016年3月7日から全国で発売する。冷やして美味しく飲用できるすっきりした味わいの甘酒である。夏場に不足しがちな塩分、水分や糖分の補給や、熱中症対策にも適している。
 食物繊維が不足しがちな現代人に向け、酒粕に加えて食物繊維の一種である還元難消化性デキストリンを配合している。1缶あたり2.8g、レタス3/4個分の食物繊維を含んでいる。
 もともと酒粕には、米のデンプン、発酵途上でタンパク質の分解によりできたペプチドやアミノ酸、酵母由来のタンパク質、食物繊維など多くの成分が含まれる。酒粕を原料とする甘酒は、これらの成分が含まれた栄養価の高い飲料である。
 歳時記では甘酒は「夏」の季語であり、江戸時代には夏の飲み物とされており、夏バテ防止のための栄養補給の役割を担っていたともいわれる。近年、夏向けの「缶入り甘酒」が多数商品化されており、夏の需要期(7月、8月)の販売本数が、冬の需要期(12月、1月)の8割にまで拡大している。
 バリエーションとして、西日本を中心に好まれる「しょうが入り」と、東日本を中心に好まれる「しょうが無し」の2タイプを品ぞろえする。パッケージでは「しょうが入り」は青色、「しょうが無し」には水色と、清涼感のある青系の色彩を基調として、甘酒の原料である酒粕や米こうじをイメージする。
 米粒の形を白色で抜いて四方に配置したポップなデザインに仕上げている。米粒形の中央に細めの書体で「甘酒」とわかりやすく表示、その左側に「レタス4分の3個分の食物繊維」と記している。また同社の酒粕を用いて造っていることを「蔵元酒粕」と記した落款風のデザインや、「蔵元の酒粕使用」の文字で表現している。
 
(※)厚生労働省が「職場における熱中症の予防について」(平成21年6月)で熱中症対策として推奨しているナトリウム量40〜80mg/100mLを満す。レタス1個を300gとして、日本食品標準成分表2015年版に基づき算出。