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ニュースフラッシュ

FOOMA JAPAN 2016:683社・28,492?規模での開催

2016.04.18

n_20160418_01.jpg 日本食品機械工業会は2016年6月7日?10日の4日間、有明・東京ビッグサイトで「おいしい技術をアップデート。」をテーマに、第39回目となる「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)2016」を開催する。国内外から前回開催(679社・28,102?)を上回る(共同出展社を含む)683社の出展で28,492?規模での開催となる。
 期待感に膨らんでいたアベノミクスの恩恵は、いまだトリクルダウンで中小・零細企業までには至っておらず、はや失速の危機を迎えた感もある。それを占うかのように原油(燃料)安はつづくものの、世界経済を踏まえつつ再び消費増税の先送りといったことも検討されているようだ。
 「打つ手なし」とまではいわないが、経済政策は正念場を迎えているといっても過言ではない。ただ(短期的な動きかもしれないが)2015年10?12月期の法人企業統計によれば、金融業・保険業を除く全産業の設備投資は前年同期比8.5%増の10兆5302億円だった。
 伸び率は7?9月期(11.2%増)からは鈍ってはいるが、11四半期連続で増えている。設備更新の先延ばしの限界といったこともあろうが、新エネルギーやAI、ロボット、IoTなどを活用した次世代へのスマート化を目指し、企業各社が「待ち」から「攻め」に姿勢を転じつつある表われともいえなくもない。
 とくに展示会などには、そうした企業姿勢が表れやすく、今回開催では前回比べ出展社・規模ともに増加している。その点では、景気の影響を比較的に受けにくいとされる食品産業でも、そうした「攻め」の姿勢がどう展示内容に表われているか注目される。
 食品機械を中心(もはや包装は不可分)にアジア最大級の"食の技術"の総合トレードショーとして、原料処理から製造・物流に至るまで食品製造プロセスのあらゆる分野の企業が一堂に集結する展示となる。展示では、主に食品製造プロセスの効率化と自動化を図るための最新鋭の製品や最先端テクノロジーの展示や、製品のデモンストレーションが積極的に行われる予定である。
 恒例となる出展社による自社の製品・技術・サービスなどのプレゼンテーションセミナーや、各大学および研究機関による研究発表やシンポジウムなども併催される。また年々に海外からの来場者や注目は高まっており、会場内に設置する「グローバルスペース」は充実化にある。
 世界14ヵ国から19機関・団体などが出展し、来場者に食材や市場動向、投資環境など国内企業が海外進出するための情報を提供する。景気浮揚への期待感は強いものの、むしろTPPの発効などは背景に出展および来場を通じて、国内外の新たな需要創出に挑むといった企業姿勢だけではなく、具体的な動きが表れ始めているということだ。二極化(受動と能動)のはっきりとした企業マインドによる成否が表われ始めてきたといってもよい。
 展示と併催される多彩な行事として「ビジネスフォーラム」では、パン・アキモト代表取締役の秋元義彦氏が「海外進出、企業の社会貢献」をテーマに講演する。毎回好評な「アカデミックプラザ」や「EHEDGセミナー」「AIB FOOMA特別講演会」「美味技術学会シンポジウム」などが開催される。
 2016年4月1日から公式ホームページで入場料が無料になる「事前登録」を受け付けているとともに、事前に登録をした上で来場した方の中から抽選で合計2,000人(毎日200人×4日)に「公式ガイドブック2016食品機械・装置バイヤーズガイド」(定価1,000円)がプレゼントされる。