宝酒造：ポルトガル最大の日本食材卸買収
2016.07.28
フーデックス社は、ポルトガルの日本食材卸会社のケタフーズ社の発行済株式の100％を取得する。同社は、宝酒造のグループ会社でフランスを中心に欧州で日本食材卸事業を行い、ポルトガルのヴィアロンガ地区（リスボン近郊）に本社を置くポルトガル最大規模の日本食材卸会社である。
日本食レストランや小売店に寿司ネタや米をはじめとした日本食材や清酒、調味料などを販売している。宝酒造グループは、長期経営ビジョンならびに中期経営計画で海外事業を成長事業と位置付け、海外酒類事業と海外日本食材卸事業を2本柱で積極的な事業展開を行っている。
欧州の日本食材卸事業では、2010年にフランスのフーデックス社を、2013年にイギリスのタザキフーズ社を、そして2014年にはスペインのコミンポート社をグループに迎え入れて事業を展開している。米国では長年の協力関係にあり、持分法適用会社のミューチャルトレーディング社とのパートナーシップを強化している。
今回、ケタフーズ社をグループに迎え入れることでフランスを基盤とし、イタリア、スイス、ベルギー、オランダに事業拠点を持つフーデックス社、会社でスペイン、ポーランドを基盤とするコミンポート社、イギリスで事業を展開するタザキフーズ社とともに欧州での日本食材卸ネットワークのさらなる拡大を図りたい考えである。
