• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > 凸版印刷:メタリック緩衝材

ニュースフラッシュ

凸版印刷:メタリック緩衝材

2016.08.29

n_20160829_03.jpg 凸版印刷は、贈答品や訪日外国人向け商品などの緩衝・仕切り材として、メタリック緩衝材「メタリックTPトレー」を、2016年9月から販売を開始する。段ボールや板紙を商品形状に合わせて加工した緩衝・仕切り材はすでに販売していたが今回、TPトレーでは業界初となる、高級感を表現できるメタル紙を用いたプレス成形に成功したものだ。
 「TPトレー」は、2000年から販売する段ボール・紙製の緩衝・仕切り材で、贈答品や電化製品などですでに多数の採用実績がある。あらかじめ成形されて組み立てが不要で、従来の発泡スチロール緩衝材と異なりスタッキングできることでの作業性の向上や、保管性・配送費用の削減にもなる。
 また段ボールや紙製でリサイクルができ、環境適性にも優れている。同社が従来培ってきた金型成形技術や表面加工技術により、従来メタル紙のプレス成形時に発生しやすかった、表面の変色やキズを軽減したことによるものだ。高い美粧性を実現し、店頭での商品訴求力の向上にも貢献できる。
 企業でのCO2排出削減への取り組みや持続可能な社会形成への要求など、環境負荷低減への取り組みは日々進歩している。商品でも原材料調達から生産、流通、使用、廃棄・リサイクルまで、ライフサイクルのすべての場面での環境適性が強く求められている。
 成形済みで商品の梱包に便利な段ボール・紙製の緩衝・仕切り材は、環境負荷並びに作業負荷軽減の面からも高い評価を得ており、数多くの採用実績がある。メタル紙を活用した美粧性の高い意匠を実現したで、緩衝・仕切り材としての機能はもちろん、店頭での商品訴求や売場演出での差別化が可能となった。
 従来の段ボールや発泡スチロールなどと異なり、美粧性の高い意匠を実現するとともに、緩衝・仕切り材としての機能はもちろん、商品に高級感を演出する。 素材が段ボールや紙のためリサイクルが可能で、トレーはスタックできる形状のため保管・輸送コストを削減できる。また資材が一体成形されて現場での組立作業が不要となり作業負荷を軽減できる。緩衝・固定用トレーB5サイズで1個約30円(※10万ロットの場合。金型・抜き型代は別途。形状により価格は異なる)となる。
 同社では今後、製品の拡販に注力し、2020年には関連受注を含め約5億円の売上を目指している。