サッポロHD:宮坂醸造の株式を取得
2016.09.06
サッポロホールディングス(HD)は、宮坂醸造の株式51%を2016年9月5日に取得してグループ傘下に加えた。宮坂醸造は、味噌・即席味噌汁・フリーズドライ製品の製造販売を手掛ける歴史ある味噌メーカーである。同グループでは今後も、グループ全体の成長に向けた戦略的な投資を行い、食品事業の拡大を目指していく考えである。
第三者割当増資を引き受けて傘下に加えたもので、2016年4月25日に契約を締結し、資本金の払込みを完了した。出資後の持ち株比率はサッポロHDが51%、宮坂HDが49%となる。同グループは、「サッポログループ経営計画2015年?2016年」で、「食のメーカー」としての成長戦略によるグループの持続的な成長を掲げている。
宮坂醸造は長年、慣れ親しまれる「神州一ブランド」を核に3つの事業領域を有し、外食産業から大手流通を含めた家庭用まで幅広い顧客との信頼関係を築いてきた。今回、傘下に入ることでグループ各社とのシナジーを最大限に引き出し、食品領域の拡大を通して同グループ全体の成長戦略を加速させる狙い。
(※)同名の酒(真澄)を主業とする宮坂醸造は対象ではない。