キリンHD:米ブルワリー社と資本・業務提携
2016.10.13
キリンホールディングス及びキリンビールは、ブルックリン・ブルワリー社(米国ニューヨーク)と資本業務提携に関する契約を締結した。キリンビールは「みんなで創る"ワクワクするビールの未来"」に向け、「一番搾り生ビール」の強化に加え、クラフトビールの展開に積極的に取り組んでいる。
2014年7月発表のクラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY」の立ち上げを皮切りに、同年9月には日本のクラフトビール市場のリーディングカンパニーのヤッホーブルーイング社と資本業務提携するなど、国内でのクラフトビール市場の拡大、浸透を図ってきた。
この活動を推進し、キリンHDとキリンビールは、2016年年初から米国の代表的なクラフトビールメーカーのブルックリン・ブルワリー社と日本及びブラジルでの協業可能性を模索してきた。両社の「ビール造りにかける想い」や「互いを尊重する企業風土」が一致し、ブルワリー社へのマイノリティー出資を含む資本業務提携を行うことになったものである。
業務提携では、キリンビールとブルワリー社の間で2017年1月をめどに日本国内に合弁会社(出資比率はキリビール60%、ブルワリー社40%を予定)を設立し、ブルックリンブランド事業を展開する。若い世代や海外でも人気の高い同ブランドを活用してクラフトビール市場の拡大を図る狙いだ。
将来的には日本オリジナル商品の開発や飲食事業の展開などについても検討していく考えだ。ブラジルでもキリンHDとブルワリー社との間でブルックリンブランド事業を展開していく予定である。そのスキームや事業内容の詳細については両社で協議中だ。