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ニュースフラッシュ

キユーピー:ポーランド企業からマヨネーズ製造・販売事業を譲渡

2016.10.02

 キユーピーは、欧州でのさらなる成長を目的に、ポーランドの調味料製造会社・モッソ社(Mosso Kwasniewscy社)からマヨネーズなどの調味料を中心とした製造・販売事業を譲渡された。2016年9月29日に同社の子会社とモッソ社とが事業譲渡契約を締結したものである。
 これにより100%子会社として、社名は、「Mosso Kewpie Poland Sp.zo.o.(モッソキユーピーポーランド)」なる予定だ。同社は、2016年度から開始した第8次中期経営計画で、「中国・東南アジアの成長を加速しつつ、新規エリアへの布石を打つ」を掲げ、海外展開に注力している。
 中国・東南アジアでの展開が順調に推移する一方で、新規市場と位置付ける北米および欧州では、市場開拓のための新たな取り組みを開始している。今回の事業譲渡もその取り組みの1つに当たる。
 2015年8月に設立したKEWPIE TRADING EUROPE B.V.(オランダ アムステルダム)では、2016年4月から現地製造のマヨネーズの販売を開始し、オランダ、イギリス、スペイン、ドイツなどの西欧州をターゲットに展開している。
 モッソ社は、ポーランドのマヨネーズ市場でシェア6%で第4位に位置する。首都ワルシャワ周辺でのシェアは18%で、「MOSSO」はポーランドで親しまれているマヨネーズブランドの1つである。今回の事業譲渡で、東ヨーロッパでのブランド、生産拠点および販売チャネルを獲得し、欧州展開のスピードアップを図りたい考えだ。