味の素：インド合弁会社で即席の生産開始
2016.10.17
味の素は、東洋水産と2014年12月に設立したインドでの合弁会社（マルちゃん味の素インド社）で、2016年11月から即席麺の生産・販売を開始する予定である。一方、2014年3月締結のナイジェリアにおける即席麺の合弁契約は解消となった。
インドでは、中間所得層の購買力の高まりおよび人口の増加を背景に、即席麺市場が急拡大しており、今後も安定的な拡大が期待されている（2014年の市場規模53億食、2008年?2014年の年平均伸長率20％）。両社は、マルちゃん味の素インド社を合弁で設立し、早期の市場進出に取り組んできた。
今回、同社のマーケティング・販売力と、東洋水産の開発・生産力の融合にで、今までにない新しいフレーバーの即席麺を開発し、若年層をターゲットとして生産・販売を予定するものである。
ナイジェリアにおける両社の即席麺合弁会社（マルちゃん味の素ナイジェリア社）は、原油価格の下落に起因した事業環境の大幅な変化や、今後の見通しの不透明なことを踏まえての合弁契約解消である。
（※）2015年は約13.1億人（世界2位）、2020年では約13.9億人。
（出典：総務省統計局「世界の統計 2016」）
