ファンケル：化粧品とサプリメントの複合型工場
2016.10.31
ファンケルは、化粧品の主力工場「ファンケル美健千葉工場」でサプリメントの製造ラインを増設した。2016年10月から化粧品とサプリメントの複合型工場として新たに稼働を開始したものである。これまで無添加化粧品の主力工場として最先端の生産設備を導入し、高い衛生基準を誇る生産システムのもと高品質の製品を供給してきた。
今回、中期経営計画の達成に向けて、サプリメントの生産能力を増強すべく、15億円を投資して製造ラインを増設したものである。これにより無添加化粧品に加え、高品質なサプリメントを同時に製造できる新しい複合型工場へと生まれ変わった。
「カロリミット」などの主力サプリメントの生産を担うことで、既存の「ファンケル美健横浜工場」と合わせ、サプリメントの生産能力は従来の1.6倍となる。食の安全に配慮し、フードディフェンス強化のため工場入り口に業界でも先進技術となる静脈認証システムを導入している。
また労働人口の減少や高齢化に備え、自動化（省人化）かつ省力化を考慮した生産機器と生産方式を採用し、健康補助食品のGMP取得の「ファンケル美健横浜工場」と同様の厳しい管理基準に加えて、医薬品（固形製剤）レベルの衛生環境を整えている。これまで化粧品生産に利用されていた既存の建屋を有効利用し、投資を抑えて短工期で産能力向上を実現したものである。
