ASPcK Awards 2016:国内予選の審査会
2016.11.28
「ASPcK Awards 2016」の国内予選として、日本を代表する4作品を選考する審査会が2016年11月26日、都内の会議室で開催された。全国のデザイン系の学生から寄せられた600点を超える応募のなかから、当日は6人の審査員で入選の14作品と、そのなかから代表4作品が選ばれた。
この代表4作品で他のアジア諸国の作品と14作品が「ASPcK Awards 2016」の大賞、金賞、銀賞、銅賞が競われることになる。これまでは日本の作品が常に大賞を受賞してきたとのことだが、とくに中国などでは応募作品も多く、クオリティも確実に高くなってきていることから結果のゆくえは分らない。
元々は日韓の間で隔年開催されていた学生交流プログラムを今後は、広く"アジアの未来を創る若者を育てる国際交流事業"として拡大し、2020年を目標に毎年開催としていく方針とのことだ。その点で、今回の国内選考の審査会に臨む審査員では、さながら"第一回"といった意気込みで、代表4作品の選考にあってはなかなか決まらず、白熱した議論が交わされた。
学生の作品は、どれもアイデアに富んだものが多く、ユニークなコンセプトの作品やユーモアのある作品、完成度の高い作品や中身のアイデアまで踏み込んだパッケージ作品などどれも甲乙つけがたいものばかりだ。審査員間でも、しばしば作品を前に談論風発していた。
(※)ASPcK Awards:独立行政法人国際交流基金、一般社団法人スパック協会、そして公益社団法人日本パッケージデザイン協会が一体となって推進し、参加する各国・地域の公的機関・デザイン業界・企業・教育界が支援。
[URL]http://aspac.jp/