明治HD:ドリンクタイプの生産能力増強
2016.11.04
明治ホールディングス(HD)は、事業子会社の明治でのプロバイオティクス事業のさらなる強化を図るため、「明治プロビオヨーグルト」シリーズのドリンクタイプの生産能力を増強する。
約50億円を投資して戸田工場(埼玉県戸田市)に、「明治プロビオヨーグルト」シリーズのドリンクタイプ(小形PETタイプ)ラインを1ライン新設し、2016年12月下旬からの稼働を目指すものだ。
近年ヨーグルト市場は伸長をつづけおり、2015年度は3,880億円規模の市場になっている。なかでも「明治プロビオヨーグルト」シリーズは前年2桁以上の伸長をつづけ、2015年度は1,000憶円を超す売り上げとなる。今後も成長が期待できる市場と捉え、より強固な供給体制構築を進める考えである。
同社では、2015?2017年度中期経営計画「STEP UP 17」の2年目を迎え、「成長の加速とさらなる収益性向上」を基本方針として事業環境の変化に対応しながら優位事業の強化を図っているところである。明治では、「健康な食生活」に貢献する商品の拡大に注力するとともに、選択と集中、独自価値にこだわる事業運営の実践を進めている。
とくに市場での競争優位性の高いヨーグルトについては今後も成長が見込まれ、取り組み強化を図っていく考えである。この方針に基づき、プロバイオティクス事業のさらなる強化と、伸長するドリンクヨーグルト市場への潤沢な商品供給を図るべく、戸田工場にドリンクタイプの生産ラインを新設するものである。
(※)プロバイオティクス事業...「明治プロビオヨーグルト LG21」「明治プロビオヨーグルト R-1」「明治プロビオヨーグルト PA-3」3ブランドを擁す「明治プロビオヨーグルト」シリーズを取り扱う事業。