《年頭所感》第25回目の「2017モバックショウ」を開催
2016.12.16
《年頭所感》第25回目の「2017モバックショウ」を開催
増田文治(日本製パン製菓機械工業会 理事長)
2016年は地震、台風など数多くの自然災害が発生し、各地に甚大な被害がもたらされました。被災された皆さまには心よりお見舞い申しあげます。顧みますと、2016年のわが国経済は、イギリスのEU離脱を契機にした円高の進行や中国経済の減速傾向に加え、残暑や天候不順の影響による消費の低迷やインバウンド需要の頭打ちなど、依然として不透明な状況がつづいています。
政府は、2016年8月に事業規模28兆円超の経済対策を決定し、景気の下支えを行うとともに2017年3月に予定されていた消費税10%への引き上げをさらに2年半延長することを決めました。これらの施策を迅速かつ確実に実施していただき、景気が回復基調となることを念願しています。
さて、当会では2016年4月にシンガポールで開催された「FHA2016(Food & Hotel Asia)」に、会員18社が共同出展ブースを構えて日本の高品質な機械、繊細で技術力が高い日本のパンづくりやお菓子づくりを大いにアピールしてきました。現地シンガポールの企業をはじめ、経済成長著しい近隣諸国からも多数のユーザーやバイヤーがブースに訪れ、大変な活況となりました。
今後も日本のパンとお菓子の味を世界に伝え、業界の発展に繋げてまいる所存です。2017年は、第25回目となる「2017モバックショウ」を開催します。インテックス大阪(南港)会場の1号館?5号館までを使用し、大阪開催では最大規模となる229社1,539小間規模での開催となります。
今回の「2017モバックショウ」では、創意工夫にあふれた新製品や新技術、製品開発につながる新情報などを館内一杯に展示し、製パン製菓業界の皆さまにとって、有益なご提案を行えるよう出品者一同張り切って準備を行っています。
また製パン製菓業界の皆様へ向けた各種併催行事は、セミナーやコンクール、各種デモンストレーションなどを取り揃え、製パン製菓に関する一大イベントとして内容の充実に努めてまいります。十分にご活用くださいますよう心よりお願い申し上げます。
また2017年も会員の加入促進を図り、業界の基盤強化を推進し、業界の更なる発展に寄与してまいりたいと念願しています。