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ニュースフラッシュ

凸版印刷:バリアフィルム事業を強化

2016.12.18

 凸版印刷は、透明バリアフィルム「GL BARRIER(ジーエルバリア)」を生産する深谷工場の設備を増設し、処理能力を引き上げることで国内外の増加するニーズに対応していく考えである。投資額は約100億円となる見込みで、稼動開始は2018年秋を予定する。
 全世界の包装材市場は、フードロス削減や環境保全などの社会課題を背景に、食品の長期保存やビンや缶からフレキシブルパッケージへの移行とともに、透明バリアフィルムのニーズが高まると推測されている。同社では、独自開発した透明バリアフィルム「GL BARRIER」の生産・販売を1986年から始めている。
 高い酸素・水蒸気バリア性を有し、世界の透明バリアフィルム市場ではトップシェアを保持している。2009年4月に透明バリアフィルムの生産拠点として深谷工場を竣工し、国内外に向けの生産・販売を行ってきた。
 2016年4月には、海外初の透明バリアフィルムの生産拠点TOPPAN USAを、米国・ジョージアに竣工し、日本国内をはじめ北米や欧州、中南米エリアへの販売を強化しているところである。今回、深谷工場での透明バリアフィルムの設備増強により、生産能力は約2倍となる。
 日本はもとより、中国やASEAN地域への供給体制を強化することとなる。市場拡大が見込まれるレトルトをはじめ食品や医療医薬、産業資材用途向けに高機能製品の拡販を進め、2020年度には透明バリアフィルム関連事業全体で約1300億円の売上を目指している。