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ニュースフラッシュ

アサヒグループ:中国での農業・乳業事業の株式譲渡

2016.12.26

 アサヒグループホールディングス(HD)は、中国での農業および乳業事業を手掛ける子会社「山東朝日緑源農業高新技術有限公司」および「山東朝日緑源乳業有限公司」の株式を、中国の「新希望集団有限公司」傘下の「新希望乳業控股有限公司」に譲渡する契約を締結した。
 山東朝日緑源農業高新技術は、山東省政府から農業分野での支援・協力の要請を受けて2006年5月に設立したものだ。酪農と栽培を組み合わせた「循環型農業」を行い、生産から物流・販売まで一貫したフードシステムを構築することで、安全安心な野菜や原料乳などを顧客に提供してきた。
 2008年3月には山東朝日緑源乳業を設立し、2008年9月から自社製造の「唯品」牛乳の販売を開始した。朝日緑源牧場の原料乳のみを使用し、日本の牛乳製造の技術を導入したプレミアム牛乳は、上海、山東、北京等の都市部で高い支持を得ている。
 日本の農業界、乳業界から技術的支援を受けながら10年をかけ「循環型農業モデル」を実現し、目標の中国での農業問題の解決と食生活の向上に一定の貢献を果たしたことから今回の株式譲渡を決定したものである。
 新希望乳業控股は、中国最大の農業・畜産企業グループ新希望集団傘下の大手乳業メーカーである。株式譲渡後も新希望乳業控股が「朝日緑源」ブランドの牛乳や野菜を生産、販売する予定である。同グループが2年間商標の供与と技術支援を行い、政府の認可を経て2017年2月頃までに経営の移管を完了する。