森永乳業：パキスタンに調製粉乳の合弁会社設立
2016.12.27
森永乳業は、パキスタンのICI Pakistan Limited社（ICI社）及びUnibrands（ユニブランズ）（Private） Limited社（Unibrands社）とパキスタンでの育児用調製粉乳の製造・販売の合弁会社（約33億円。出資比率ICI社51%、Unibrands社24.5％、森永乳業24.5％）を設立する。2017年1月の設立を予定し、）2018年4月から事業を開始する。
初年度の売上目標を約15億円（約13億パキスタンルピー：パキスタンルピー＝1.13円換算）としている。同社は、1978年からパキスタン向けの育児用調製粉乳の輸出を開始し、販売量は順調に増加している。
同国の今後の経済発展や人口増加などを考慮し、今後ますますの拡大が期待され、同社とICI社とUnibrands社の3社で現地での製造・販売のための合弁会社を設立するものだ。現在、現地代理店のNutriCo Pakistan（Private）Limited社（NutriCo社）を通じ、育児用調製粉乳の輸出・販売を行っている。
合弁会社設立で今後、パキスタン国内での森永ブランドの育児用調製粉乳の販売拡大を目指すものだ。グローバル化の推進を重要な経営課題とし、合弁会社設立も含め国際事業の強化を図っていく考えだ。
（※）ICI社：パキスタンでのポリエステル事業、ソーダ灰事業などを運営するパキスタン大手化成品製造・販売会社の上場企業。
（※）Unibrands社：当社育児用調製粉乳を40年近く輸入販売し、2014年にNutriCo社に育児用調製粉乳事業を移管。
（※）NutriCo社：Unibrands社、ICI社、森永乳業が株主で、育児用調製粉乳の輸入・販売を行う。
