WPO:「SAVE FOOD Packaging Awards」を創設
2016.12.15
世界包装機構(WPO)は、「interpack」(2017年5月4日?10日)との協力の一環として、「WorldStar Awards」に「SAVE FOOD Packaging Awards」を創設した。「WorldStar Awards」は、すでに国レベルで実力が証明された事例を表彰するもので、「interpack 2017 会期中に授賞式が行われる。 WPOサステナブル・食品安全委員会のDr. J.ベルクマイヤー副会長は、「この賞を創設することで、『SAVE FOOD』との概念を支援できることを嬉しく思っている。優れた包装は、当然のことながら食品ロスと廃棄の低減に大きな役割を果たし得る」と、その意義を強調する。 「SAVE FOOD Packaging Awards」は、食品ロスと廃棄の低減能力ごとに包装ソリューションを評価するもので、たとえば包装によって商品の保存期間が延長できることや食品を1回分ずつ小分けにできること、または1度開封しても内容物の品質が保たれるなどコンセプトへの評価である。 選考にあたっては、包装により資源が効率よく用いられ、包材の使用を最小限に止めているかなどが、重要なポイントの1つとなろう。全体では、アフリカや中東地域を含む15を超える国から、関連業界団体が授賞式に参加することとなっている。 これらの団体は「interpack 2017」の開催に先立ち、様々なカテゴリーの国内優勝者を選定している。とりわけ、小売業や輸送向けの包装に賞が与えられる。そして、それぞれの団体・国で勝ち抜いた優勝者が、「interpack 2017」で「WorldStar Awards」のSAVE FOOD部門を競い、製品およびコンセプトが「innovationparc」に展示される。 同エリアは、前回開催につづき、2017年もSAVE FOODに関連するトピックを扱う特別エリアである。 (※)世界包装機構(WPO):非営利かつ非政府の、そして各国包装研究機関・団体・連盟、および関連企業・協会の国際的な連合会。1968年9月6日、グローバル・パッケージング・コミュニティの先見的なリーダーたちにより、東京で設立された。主たる活動は、会議、特別な活動、出版物を通じて教育を推進、国際包装デザイン賞プログラムの支援、そして様々な国々の包装機関との連携である。「より良い生活の質を、より良い包装を通じ、より多くの人々に」が、WPOのビジョン。