アサヒ飲料:北陸工場への天然ガス供給開始
2017.01.05
国際石油開発帝石は、新潟県糸魚川市と富山県富山市を結ぶ天然ガス輸送パイプライン(富山ライン)を通じ、アサヒ飲料の北陸工場へ天然ガスの供給を開始した。北陸工場は2016年10月に全面供用を開始した「富山ライン」の入善バルブステーションから約400mの場所に位置し、主に缶コーヒー飲料「ワンダ」を製造する工場である。
2016年11月に締結した天然ガスの売買基本契約に基づき、新潟県上越市に建設した直江津LNG基地から送出するLNG気化ガスなどの天然ガスの供給を北陸工場に対して開始したものである。「富山ライン」沿線での3件目の天然ガスの供給先となる。
「富山ライン」による天然ガスの供給開始で、北陸工場への天然ガスの長期安定的かつ効率的な供給が実現する。また従来使用の液化石油ガス(LPG)が天然ガスに切り替わることで、北陸工場での二酸化炭素排出量が年間約14%削減され、環境負荷低減にも貢献する。
国際石油開発帝石では今後も、環境に優しい天然ガスの普及促進を通じ、環境負荷低減や地域経済の発展に貢献するとともに、INPEX中長期ビジョンに掲げた成長目標の1つである「ガスサプライチェーンの強化」に積極的に取り組む。