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ニュースフラッシュ

大日本印刷:中栓同時開栓注出口

2017.01.30

n_20170130_04.jpg 大日本印刷(DNP)は、ジュースや酒などの液体紙容器のキャップと中栓を一連の動作で同時に開封できる「キャップ・中栓同時開栓注出口」を開発した。ドレッシングの「ひねるキャップ」と同様なコンセプトであるが、液体紙容器用としては業界で初となる。
 従来の液体紙容器の注出口ではキャップの内側にプルリング付の中栓があり、開ける際にプルリングに指が入りにくく、引き抜く際に力の入れ方がむずかしかった。高齢者や女性などには開けにくいとの不満もあった。
 これは、キャップを回して開けるだけで同時に中栓も開けることができ、「カチッ」という音で中栓が開いたことも確認できる。中栓をプルリングで開ける必要がなく、従来の「指のかかりにくさ」「開栓に力が必要」「開栓時の液はね」などの課題が解消される。
 また注出口に手が触れないため衛生的にも優れ、開栓時にゴミが出ない注出口である。同社は今後、主に酒類メーカーなどに販売し、2020年に年間10億円の売上を目指している。