宝酒造:宝酒造インターナショナルを設立
2017.02.17
宝酒造は、事業の一部を会社分割(新設分割)し、新設する宝酒造インターナショナルに承継させる。宝酒造インターナショナルは分割に際して発行する全ての株式を同社に割当交付し、同時に、割当交付された株式の全てを剰余金の配当として完全親会社の宝ホールディングスへ交付する。
これにより宝酒造インターナショナルは宝ホールディングスの完全子会社となる。宝酒造グループは、宝グループ全体の収益基盤である国内酒類・調味料事業を展開するとともに、海外酒類事業と海外日本食材卸事業を2本柱として積極的な事業展開を行っている。
とくに海外日本食材卸事業では、2010年にフランスのフーデックス社を皮切りに、複数の企業をグループに迎え入れることで日本食材卸網を構築しながら海外での事業規模を急速に拡大させてきた。
海外酒類事業と合わせた2017年3月期の宝酒造グループ海外売上高は約350億円(見込み)と、海外日本食材卸事業参入前と比較し約7倍の規模に成長してきた。
そこで、宝酒造グループの国内事業とは異なる環境に対応し、海外事業の成長をさらに加速させるため、より迅速で的確な意思決定とグローバル拠点を含めた事業基盤の整備・強化を図りたい考えだ。そこで海外事業を分社化し、宝酒造インターナショナルを設立することを決定したものである。