サントリー:海老名工場を竣工・生産開始
2017.02.21
サントリーコーヒーロースタリーは、缶コーヒーをはじめとしたコーヒー飲料事業のさらなる強化を図るため、コーヒー豆焙煎工場を新設(生産能力:約14,000トン/年)し、サントリーコーヒーロースタリー海老名工場として2017年4月に着工、2018年夏に竣工・生産を開始する予定である。
「BOSS」を中心としたコーヒー飲料事業における競争力強化のため、サントリー専用焙煎工場のサンカフェで、コーヒー生豆の焙煎をおこなってきた。近年のコーヒー市場は、缶コーヒーに加え、カフェブーム、CVSのカウンターコーヒー、イエナカコーヒーなど、飲用スタイルの多様化により、伸長をつづけている。
こうした市場環境を踏まえ生産能力を増強し、多様化の嗜好に対応するため、様々な香味を持つ独自の焙煎豆づくり、ならびに「BOSS」ブランドの品質訴求が必要と考えたものだ。そこで、サンカフェからサントリーコーヒーロースタリーと名称を変更し、現在の大山厚木工場に加えて2018年夏から海老名工場を竣工するものである。
サントリーコーヒーロースタリーは、旧サンカフェでおこなってきたコーヒー豆の焙煎加工・販売、コーヒー飲料の中味開発、レギュラーコーヒーの製品開発・販売、濃縮エキスの製造に加え、新たに焙煎工場を設立し、生産能力や品質の向上を図る。
新設する工場には、焙煎工程でフレキシブルな温度制御が可能なシステムを備えた高機能焙煎機を導入し、多種多様な香味づくりで多様な嗜好に応えていく考えである。
(※)サントリーコーヒーロースタリー...サントリー食品インターナショナルとサントリービジネスエキスパートのグループ会社。