アサヒグループHD:ミャンマーでエナジードリンク
2017.03.17
アサヒグループホールディングス(HD)は、ミャンマーの現地企業ロイヘインと設立した合弁会社アサヒロイへインが、エナジードリンク「ハニーゴールド」(250ml、想定価格450チャット:日本円で約40円)を、2017年3月下旬からミャンマーで発売する。アサヒグループが、ミャンマー市場に向け、現地の嗜好に合わせたオリジナル商品を開発し、現地で生産・販売するのは初めてである。
ハチミツとビタミンを豊富に含んだハニーテイストのエナジードリンクである。同社が飲料事業で培った商品開発の知見やノウハウを生かし、日本人よりも甘みの強い飲み物を好むミャンマー人の嗜好に合わせて開発したものだ。200以上の試作を経て処方を完成させた。
アサヒロイヘインがライセンス生産・販売する。パッケージデザインでは、ハニーテイストの甘い味わいを訴求し、缶体全体に「蜂の巣」を描き、「ハチミツ」と「ハチ」のイラストを加えている。商品名は英語とミャンマー語で記載し、日本の技術で開発されたことが伝わるよう日本語でも記載する。
1缶あたり、ビタミンB3(25mg)とビタミンB6(18mg)を配合している。発売に合わせてヤンゴンとマンダレーを中心として、ミャンマー全域750箇所でサンプリングイベントを実施し、ブランド認知度の早期獲得を目指す。
ミャンマーは、ASEAN内でインドネシア、フィリピン、ベトナム、タイにつづく5000万人を超える人口を抱える注目の市場である。なかでも、ミャンマーのエナジードリンク市場は急成長しており、2016年は前年比130%と伸張した。