• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > アサヒグループ:ミャンマーで乳性飲料

ニュースフラッシュ

アサヒグループ:ミャンマーで乳性飲料

2017.03.02

n_20170302_03.jpg アサヒグループホールディングス(HD)は、ミャンマーの現地企業ロイヘインと設立したアサヒロイへインと乳性飲料「カルピスラクト」を、2017年2月中旬からミャンマーで発売する。2017年は、ヤンゴン及びマンダレーを中心に販売し、順次エリアを拡大していく予定である。
 「カルピス」ブランドを展開する国としては、東南アジアで5ヶ国目にあたり、ミャンマーで「カルピス」ブランドを展開するのは初めてとなる。「カルピスラクト」は、「カルピス」由来の乳酸菌で発酵した「カルピス酸乳」を配合した甘ずっぱいおいしさの乳性飲料である。
 「カルピスウォーター」のように、水で割らずにそのまま飲めるストレート飲料で、一度に飲みきれるミニボトル(140ml)で販売するものだ。製造はアサヒグループHDとタイの現地企業オソサファ社のカルピスオソサファ社が行い、アサヒロイヘインは輸入・販売する。
 「カルピスラクト」は、2009年からタイで販売している「カルピス」ブランドで、「カルピス」独自のフレーバーによる甘ずっぱい味わいが受け入れられている。ミャンマーでの発売では味わいはそのままに、パッケージデザインでタイのデザインをベースとしつつ、商品名を表面に日本語、裏面に英語で記載する。
 ミャンマーでの「カルピスラクト」の販売想定価格は約400チャット(日本円で約35円)で、メインターゲットは10?20代の男女となる。アサヒロイヘインは、スーパーマーケットやCVSのほか、現地の学校に向けて、サンプリングや売り場づくりなどのチャネルに合わせた販促提案を強化し、商品価値を訴求していく考えである。
 ミャンマーは、ASEAN内でインドネシア、フィリピン、ベトナム、タイにつづく5,000万人を超える人口を抱える注目の市場で、ミャンマーでの乳性飲料市場は現在、規模としては小さいものの、今後の経済成長に伴い、急速に拡大することが期待されている。
 
(※)ロイヘイン...ミャンマーでの清涼飲料の国内大手3社の1社であり、とくにミャンマー第2の都市マンダレーで強い基盤を持っている。アサヒロイヘインは、ロイヘインの認知度のあるブランドや流通網などに生産・品質管理技術や商品開発ノウハウなどを加え事業基盤を強化し、2016年2月にはアサヒブランドとして初めて「ウィルキンソン」をミャンマーに上市している。
 「カルピス」ブランドは、1966年の台湾での発売を皮切りに、現在、30ヶ国以上で販売され、現地の嗜好に合わせて中味設計や商品名を変えたものも多く、タイでは2009年より「カルピス ラクト」ブランドを販売している。2013年にはタイの現地企業オソサファ社と合弁会社を設立し、2014年にアユタヤ工場を竣工。