カルビー:京都工場内に生産棟を建設
2017.05.11
カルビーは、「フルグラ」の国内外の需要拡大に対応し、京都工場内に新生産棟を建設し、2018年夏の稼働開始を目指している。建屋建設及びライン設置の投資額は約70億円で、稼働で「フルグラ」の年間総生産能力は約530億円となる見込みである。
グラノーラの市場規模は国内外でさらに広がると予測しており、それらの需要に対して安定供給を目指して既存の清原工場(宇都宮市)に加え、2017年8月には新たな生産拠点となる北海道工場(千歳市)が稼働を開始する。さらに今回、3拠点目の京都工場内に新たに「フルグラ」の生産ラインを2ライン設置するものである。
同社では、朝食事業をスナック菓子事業につづく「第2の柱」と位置づけており、今後は品揃えを拡大して「フルグラ」ブランドを強化していく考えである。京都工場の新生産拠点では、販売好調な「800gフルグラ」をはじめとし、京都発の新たな商品展開も視野に入れている。
(※)グラノーラ:麦や玄米といった穀物加工品とココナッツ、ナッツなどを蜂蜜等のシロップや植物油を混ぜて焼き固めたシリアル食品。