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カルビー:中国国内でサイトによる「フルグラ」先行販売

2017.05.25

 カルビーは、中国の電子商取引最大手・アリババグループの日本法人・アリババが運営する「Japan MD center」の協力を得て、2017年8月から越境ECサイト「天猫国際(Tmall Global)」内で「フルグラ」を先行販売する。
 これにともないアリババが所有する最新のマーケティングサービス(中国国内需要のデータや知見)を活用し、中国在住の顧客の嗜好に合わせたセールスプロモーションや商品開発を行っていく考えである。これまで米国や韓国でテスト販売を実施した経験はあるが、「フルグラ」のを海外での本格販売は初めてとなる。
 またアリババが日本の食品企業と協力するのも今回のカルビーが初めてとなる。「フルグラ」は、将来的に国内500億円と海外1000億円の高い売上目標を掲げており、中国での販売をスタートに、海外でも"朝食革命"を起こしていく狙いである。
 近年、日本から中国への越境EC市場は1兆円を突破し、前年比130%の成長を記録し(経済産業省調べ)ている。安全・安心な商品を求める中国在住の顧客にとっては、いわゆるインバウンドの爆買いに代わる購入手段となりつつある。
 同社は、中国でのブランドの認知向上を目的として、2015年10月に事業運営子会社「Calbee E-commerce Limited.」を設立し、2016年1月から「天猫国際」(アリババグループが2014年に設立したBtoCのショッピングモール)内の直営店で「じゃがポックル」や「じゃがビー」などを販売している。
 このたび、中国市場でのさらなる認知向上および売上拡大を狙い、「天猫国際」内の事業でのアリババと協力を決定したものだ。まずは「フルグラ」でアリババの所有するアクティブユーザーデータを生かした中国国内の需要知見を活用したマーケティングに取り組み、北海道産の「フルグラ」の拡販と新商品の開発等を行っていく予定だ。
 今後は「フルグラ」の認知向上とともに、中国の朝食習慣に革命を起こしていきたいと考えている。また「フルグラ」に止まらず、越境EC事業で取り扱う商品全般にでもアリババと協同して中国市場の開拓を目指すものである。