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ニュースフラッシュ

アサヒビール:クラフトビール事業強化

2017.07.23

 アサヒビールは、2017年7月から本社ビル隣接のクラフトビールの醸造所「隅田川パブブルワリー」で、業務用市場に向けたクラフトビール(樽生)の商品開発を開始する。運営は、新設のアサヒビール100%子会社「東京隅田川ブルーイング」が担う。
 茨城工場の敷地内に、クラフトビールの製造設備を新たに導入し、「茨城マイクロブルワリー」を2017年9月に新設する。これにより、クラフトビールの生産量を現在の約5倍に高め、業務用市場に向けてクラフトビールの販売を開始する。
 「隅田川パブブルワリー」の改装、および「茨城マイクロブルワリー」新設のための設備投資額は約10億円が見込まれる。1994年にクラフトビール事業を開始し、これまでクラフトビールの販売は、アサヒグループ傘下の直営ブルワリーレストラン等に限定してきた。
 嗜好の多様化などを背景に、東京第1号の地ビールとしての実績と知見、約150種類のレシピ開発のノウハウを生かし、業務用市場に向けたクラフトビール(樽生)開発に取り組みを開始するものだ。「隅田川パブブルワリー」では、直営ブルワリーレストランで販売するクラフトビール醸造のほか、研究開発本部直下の組織として年間約10種類の新商品を開発する。
 これらの新商品は、"テストマーケティング商品"として位置づけ、アサヒグループ傘下の直営ブルワリーレストランで提供され、味わいやネーミング、商品イメージ、価格帯などについて幅広く声を集められる。それらは、今後のクラフトビール開発に生かされ、フィードバックを繰り返すことで新しい高品質なクラフトビールの開発につなげていきたい考えである。
 「茨城マイクロブルワリー」では、業務用市場に向けて販売する基幹3種のクラフトビールを醸造する。「隅田川パブブルワリー」での"テストマーケティング"の結果、商品化の決まったクラフトビールを生産するものだ。
 当社クラフトビール取り扱い目標店数は、2017年末までに東京23区内で100店である。2018年末までには、同エリアでの取扱い飲食店数を300店に拡大する計画だ。