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ニュースフラッシュ

江崎グリコ:菓子で学習できる無料アプリ

2017.07.31

 江崎グリコは、2016年開発の菓子でプログラミング学習ができる無料教材アプリ「GLICODE(グリコ―ド)」の英語版を、2017年7月31日から提供を開始した。同時に、学習効果をさらに高めるために使用する菓子を3つから1つ(ポッキー)に変更するなどの仕様変更を実施している。
 同社は、難解に思われがちなプログラミングを小学校低学年でも親しみながら学習できるアプリケーションとして、2016年8月から「グリコード」の提供を開始している。総務省が若年層に対するプログラミング教育を推進する、平成28年度「プログラミング教育実施モデル実証事業」に選定されている。
 教育現場の反響などを収集する一方で、海外で盛んなプログラミング関連のイベントにも参加し、ワークショップの開催を通して国内外から高い評価を得ている。世界3大広告賞の1つ「カンヌライオンズ」で2017年度PR部門、モバイル部門でもブロンズ(銅賞)を受賞している。
 英語版「グリコード」は、国内外からの要望が数多く寄せられたことから、提供を開始することとなったものだ。英語化に加え、国内での実証実験や教育現場の声を反映し、アプリケーションの仕様を大幅に変更している。
 学習効果を高めるために、利用する菓子を3つ(ポッキー、ビスコ、アーモンドピーク)から1つ(ポッキー)に仕様を変更したほか、プログラミングで必要とされる基礎的な考え方の習得を目指し、「SEQUENCE(順番に実行)」「LOOP(繰り返し)」「IF(場合分け)」を1つずつ学べる基本ステージと、それぞれを組み合わせて学ぶ応用ステージに内容を整理している。
 さらには上達レベルを可視化できる学習進捗チェック表「学習レベル」を追加した。日本語版「グリコード」でも、英語版の提供に合わせて同様の仕様に変更し、同時に提供を開始したものである。
 これまでの総務省の取り組みに加え、みんなのコードと体験授業を通じた学校現場でのヒアリングの実施、畿央大学大学院教育学研究科・教授の西端律子氏、大阪教育大学・情報処理センター助教授の尾崎拓郎氏と「グリコード」を活用したプログラミング教育(義務教育)に関する共同研究を開始する予定である。