• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > 郵船ロジスティクス:ベトナム向け国産梨を輸送

ニュースフラッシュ

郵船ロジスティクス:ベトナム向け国産梨を輸送

2017.09.04

 郵船ロジスティクスは、2017年からベトナム向けの輸出が解禁された日本産梨の海上・航空輸送を手配した。8月中旬に茨城県産と福島県産の「幸水」をベトナム国内の量販店及び百貨店向けに手配したものである。出荷するにあたり、植物防疫所の登録を受けた生産園地で栽培され、植物検疫の承認を受けることが条件である。
 2007年にベトナムで植物検疫法が制定されて以降、日本の生果実をベトナム向けに輸出することが規制されていた。その後、農林水産省とベトナム当局で協議を重ねた結果、2015年9月のりんごの輸出解禁につづいて、日本産梨の輸出も2017年1月に解禁されたものだ。
 航空輸送は保冷梱包を施し、海上輸送はリーファーコンテナを活用し、鮮度を保持したまま輸送する。日本産梨の旬である10月頃まで、様々な品種をベトナムに輸送する予定である。
 同社は日本産の農産物輸出に積極的に取り組んでおり、2016年は「青果物のマレーシア向けのCA輸送試験計画」が農林水産省の支援事業に認定され輸送実験を行うなど、日本青果物輸出促進協議会をはじとする農業関係団体や地方自治体、様々な企業と協業した輸送実験を通じノウハウを蓄積してきた。
 2017年6月には、温度管理を必要とする商品のあらゆる輸送形態に活用できる、DNP多機能断熱ボックスを使った定温輸送ソリューションの提供を開始し、サービスラインアップを拡充させた。今後も、顧客ニーズに応えるサプライチェーン・ロジスティクスを提供し、幅広い輸送実績で培ったノウハウで輸出促進に貢献したい考えである。