アサヒビール:柏工場の樽容器製造ラインを増強
2017.10.26
アサヒビールは、飲食店向けに展開する「ブラックニッカ クリア 樽詰めハイボール」が好調に推移していることから、ニッカウヰスキー・柏工場の樽容器の製造ラインを増強する。2018年5月の安定稼働を目標に、製造能力を約2倍に拡大するものだ。
樽容器製造ライン増強に合わせ、柏工場製造の一部のリキュール類などの缶製品を2017年10月製造分からアサヒビール・茨城工場へ集約し、缶製品の製造ラインも強化する。これにより、2工場合わせた設備投資金額は、2017年?2018年にかけ約15億円を予定している。
茨城工場ではRTD缶製品の製造ラインを、約1.2倍の製造能力に拡大する。
国産ウイスキー市場が拡大し、ウイスキーの飲用シーンが多様化し、ハイボールを楽しむシーンが増えている。飲食店向けに、独自開発の専用ディスペンサーにより、「ブラックニッカクリア 樽詰めハイボール」が氷点下(?2℃?0℃)で楽しめる「フリージングハイボール」や、通常のジョッキ(380ml)よりも大きなジョッキ(700ml)で提供する「ブラックニッカ ビッグハイボール」などの飲み方提案を展開している。