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ニュースフラッシュ

アサヒグループHD:子会社エルビーの株式譲渡

2017.11.06

 アサヒグループHDは、ポラリス・キャピタル・グループとの間で、100%子会社のエルビーの発行済株式の全部をポラリス社が運営するポラリス第四号投資事業有限責任組合等が設立するALPホールディングスに譲渡する。
 同社は、グループ全体のありたい姿や事業の将来像を示す長期ビジョンを設定するとともに、その実現に向けた中期経営方針に基づき、企業価値向上経営の更なる深化を目指すものだ。
 「長期ビジョン」の事業の将来像としては、「酒類を中核とする総合飲料食品グループとして、国内では、高付加価値化を基軸とするリーディングカンパニーを目指すとともに、日本発の"強み"を活かすグローバルプレイヤーとして独自のポジションを確立する」ことを掲げている。
 エルビー社は、乳酸菌飲料メーカー・販売会社として発足し、現在シェア50%超を占めるチルド無糖茶飲料や宅配ルートの黒酢等の開発・販売により、チルド飲料市場での確かな地位を確立してきた。
 同社は、チルド飲料市場への参入を企図し、2005年にエルビー(東京)およびエルビー(名古屋)の株式を取得し、2011年に全株式を取得の上両社を統合し、エルビー社を設立した。エルビー社は現在まで、アサヒグループのチルド飲料事業を担い、業容の拡大と構造改革による収益性の向上を図ってきた。
 こうした状況のなかで、中期経営方針に基づく事業ポートフォリオの再構築を進める上で、同社およびエルビー社の持続的な企業価値向上に有益であると判断し、エルビー社の全株式をポラリス社に譲渡することとしたものだ。エルビー社は、ポラリス社の持つ豊富な知見およびリソースを活用し、スピーディーな成長戦略の実行が可能になるものと考えている。