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キッコーマン:「しょうゆ卓上びん」が「立体商標」登録

2018.04.17

 キッコーマンは、1961年から販売される「しょうゆ卓上びん」を、「立体商標」として日本での商標登録の出願していたものが、2018年3月30日付で特許庁により登録されたことを発表した。海外では米国や欧州などですでに「立体商標」として登録されている。
 「立体商標」制度は、立体的な形状を「商標」として登録し保護する制度で、日本では1996に導入されている。商品そのものの外観や包装容器の形状、立体的な看板、キャラクターを人形や置物のように立体化したものなどが対象となる。
 登録された「立体商標」には、立体物に文字やロゴなどの図形が印刷されているものが多いようだが、「しょうゆ卓上びん」については、文字や図形が表示されていない食品容器として登録された数少ない事例となる。ロゴや文字がの印刷がなくても、ひと目形を見ただけで認識できることが公に認められたものだ。
 周知のように、工業デザインとして世界的に有名な故人の榮久庵憲司氏が設計し、1961年に発売されたものだ。「持ちやすい」「液だれしにくい」「倒れにくい」などの機能とデザインが評価されてきた。現在では、世界約100ヵ国の食卓で親しまれており、これまで累計5億本以上が出荷されている。
 これまで、文字や図形のない食品容器として「立体商標」が登録されたものには、コカ・コーラの「コンツアーボトル」や、ヤクルトの「プラスチック容器」が挙げられる。