シアル・パリ 2018:「食の未来」にフォーカス
2018.05.23
食品・飲料総合国際見本市「シアル・パリ 2018」が2018年10月21日?25 日の5日間、パリ・ノール見本市会場で開催される。世界各国から16万人以上の業界関係者の来場を見込む。シアル・ネットワーク ディレクターのニコラ・トラントゾー氏は次のようにコメントしている。
「食品産業は、G20 主要諸国にとって非常にダイナミックなセクターの1つであり、『シアル・パリ』はその様々なビジネス チャンスを提供し、新しいトレンドに披露する最適な場である。世界中の食品関連企業の研究開発部門が、イノベーションの最終ステップとして、展示を通じて様々な試みを行う場でもある。2,500以上の新商品が世界に向けて発表される予定である」と。
また今回開催ではオルタナティブ・フード(Alternative Food/代替食品)の専用エリアの設置やフューチャー・ラボイベント開催など、これからのトレンドとなる食品を宣伝する場を提供する。
またスタートアップ企業とのコラボレーションにフォーカスし、新しい食品分野へ専用出展スペースを設けて、この新興分野の普及を促す重要な機会を提供する。たとえばオーガニック製品・グルテンフリーなどのアレルギーフリー製品や地球環境にやさしい製品・持続可能な製品・半加工食品などを1つのグループとしてまとめた「オルタナティブ・フード」を提案する。
それに合わせて、オルタナティブ・フードに関するディスカッションや講演会などのイベントを開催する予定であり、ガイドツアーなども企画中である。また2つのエリアが再来する。
1つは「メイド・イ ン・フランス」エリアであり。もう1つは「設備とサービス」のエリアである。中小企業を中心に集結したエリアとなり、最新技術と機器を展示する予定である。
トレンド予測にフォーカスしたイベントでは「フューチャー・ラボ(Future Lab/食の未 来ラボ)」を開催し、欧州のスタートアップ企業や国際的な研究機関を結集し、実験を行うスペースなども設置する予定である。このラボを通じて、食品企業関係者に、未来の食品に関する豊かなインスピレーションを提供する。
有名フレンチシェフのヤニック・アレノ氏をスペシャルサポーターに迎えて、「モダン・キュイジーヌ(cuisine moderne/近代的な料理)」をテーマに様々なイベントも企画する。アレノ氏は世界で最も優れたシェフの1人として情熱的で素晴らしいインスピレーションをもつとの高い評価である。
モダン・キュイジーヌとして独自のアイデンティティを確立した、新しい料理のスタイルを広めていく積極的な活動を展開している。アレノ氏は、革新的な商品を表彰するイベント「シアル・ イノベーション(SIAL Innovation)」では審査委員会のメンバーとして参加する。
【シアル・パリ 2018 開催概要】
[主催]コメクスポジウム社
[会期]2018年10月21日?25日(9:30?18:30)
[会場]パリ・ノール見本市会場(Paris Nord Villepinte Exhibition Centre)
[公式HP]https://www.sialparis.com ※仏語・英語のページ。
[出展製品]飲料、青果、冷凍食品、家禽・野禽、食肉加工食品、オーガニック食品、製パン・製菓、保存食品、魚介類、 惣菜・調理済食品、乾物・加工食品、健康食品・サプリ、精肉、グルメ食品、乳製品、各国のナショナルパビリオンが紹 介する産品、フランスの地方産品、原料、食品加工機械、ワイン&スピリッツ、グルテンフリー、代替食品など。
[2016年(前回)実績]出展者:7,000社/来場者:155,000人
(※)「シアル・パリ(SIAL Paris)...コメクスポジウム社が運営する世界最大級の食品・飲料総合国際見本市。飲食業界向けの国際トレードショー「シアル・ネットワーク」は7つの見本市(シアル・パリ、トロント・モントリオールで交互開催のシアル・カナダ、シ アル・チャイナ、シアル・ミドルイースト、シアル・インターフード、フード・インディア・バイ・シアル)からなり、シアル・パリ はこれらの見本市の1つ。ネットワークは計194ヶ国から14,535社の出展者と 359,800人の来場者。
(※)コメクスポジウム(COMEXPOSIUM)グループ...世界最大手のイベント主催企業。170を超えるBtoCやBt Bの各種イベントに携わり、分野は食品、農業、ファッション、デジタル、セキュリティ、建築、ハイテク、光学、輸送など11にわたる。世界23ヶ国のイベントで出展企業45,000社、300万人を超える来場者。