日本包装学会:第28回年次大会
2019.06.14
日本包装学会は、2019年7月11日と12日の2日間、東京大学・農学部キャンパスの弥生講堂(一条ホール)で第28回年次大会を開催する。大会では「包装材料」「輸送包装」「加工・装置」「環境・安全」「評価手法」などのセッションで口頭・ポスター発表と展示コーナーが設置される。
併催される第13回国際包装セミナー(IPS'19)では、プラスティックなどの包装材に関する各国の法規制動向を取り上げることが予定されている。包装の各分野で活躍する研究開発者らが日頃の研究成果を発表し、活発な議論を通じて互いに切磋琢磨する非常に有意義な大会である。
「包装」は食品や日用品、電気製品、医療医薬品などのあらゆる商品に用いられ、輸送・保管での損傷・劣化から中身製品を守り、また生活者の利便性を向上させる多様な役割を担っている。それだけに、生活の価値観やライフスタイルの変化に合わせて、包装にはますます多様化、高機能化、合理化が要求される。
また地球温暖化など環境問題への対応や少子高齢化社会に適用したユニバーサルデザイン、グローバリゼーションの進行に対応し、国際的な規制やインバウンドへの対応など包装の取り組むべき課題は増えている。こうした課題や要求に応えて、包装の研究開発および産業がさらに発展していくために、幅広い分野から技術と情報が結集する大会となろう。
年次大会の詳細な内容および問い合わせや参加希望は事務局まで。
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