JAGDA:「ヒロシマ・アピールズ」ポスター2019が完成
2019.07.19
日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)と広島国際文化財団は、1983年から言葉を超えて 「ヒロシマの心」を訴えるポスターを共同制作し、国内 外に向け平和を呼びかけるキャンペーン「ヒロシマ・アピールズ」を主催・実施している。
今回、澁谷克彦氏デザインの2019年版ポスター(22作目)が完成し、2019年7月18日に広島市役所で松井一實広島市長に贈呈された。また限定2,000枚を広島平和記念資料館や広島市現代美術館、JAGDA事務局、JAGDAオンラインショップほかで一般販売する。B1(1,030×728mm)で価格は1枚1,080円・税込である。
歴代の「ヒロシマ・アピールズ」ポスター全22作品ほかをポスターの展示として「ヒロシマ平和ポスター展 PIECES FOR PEACE 2019」を2019年7月24日?31日(11:00〜19:00)に、旧日本銀行広島支店で開催する(※入場無料)。
「ヒロシマ・アピールズ」ポスター
1983年、第1回作品としてJAGDA会長の故・亀倉雄策氏による「燃え落ちる蝶」を発表。その後1989年まで、毎年JAGDAの会員1人がボランティアで1点ずつ新しいポスターを制作。ポスターは広島市長に贈呈されるほか、1985年にスイス・ジュネーブでの米ソ首脳会談前に開かれた原爆資料展、1997年の欧州ヒロシマ展で紹介されるなど、海外でも反響を呼ぶ。
戦後60周年を迎えた2005年に制作を再開し、平和市長 会議の加盟都市への寄贈や2016年G7広島外相会合プレスセンターでの展示など、海外に向けて平和を希求する心を発信しつづけている。
[主催]ヒロシマ平和創造基金、広島国際文化財団、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)、広島地区
[協力]凸版印刷、竹尾