花王:英国生まれの香水コレクション
2019.07.29
花王は、英国生まれの高級ブランド「モルトンブラウン」から本格的な香水コレクション「オードパルファン」と「オードトワレ」の2種(100ml・全12種、販売価格20,000円・税別、英国110ポンド、50ml・全15種、販売価格10,000円・税別、英国60ポンド)を、日本では2019年9月から新丸ビル店、WEBで順次新発売する。いずれも「モルトンブラウン」の香りに対する強いこだわりと想いを象徴する本格的な香水コレクションである。
英国の香水の新しい動きをリードする「MADE BY INDIVIDUALS, FOR INDIVIDUALS」をコンセプトにした香水を全27種類で展開する。本格的な香水の発売を機に、ファインフレグランスブランドとしてのイメージの浸透を図り、グローバル拡大戦略のもと日本およびアジアでの展開も拡大していく考えである。
「モルトンブラウン」は、豊かなアロマとスタイリッシュなパッケージに、ボディウォッシュ、ハンドウォッシュ、ヘアケアといった豊富なラインアップで上質なライフスタイルを提案する、英国王室御用達のラグジュアリーライフスタイルブランドである。
1971年の創業以来、メイド・イン・イングランドにこだわりつづけ 、ほぼすべての商品に世界から探し出した植物成分を使用し、処方設計しブレンドしている。現在、欧州を中心に世界72ヵ国で事業を展開し、世界中の高級ホテル、エアラインでアメニティとして採用されている。
2005年に同社グループの一員になり、2018年5月策定の化粧品事業の新たなグローバルポートフォリオのもと、「強いブランドづくり」を推進している。
「モルトンブラウン」は、そのグローバル戦略ブランド「G11」の1つであり、今回の香水コレクション発売を機にファインフレグランスブランドとしてのイメージを確固たるものとし、アジアでの展開も拡大していく考えである。
香りの創作にあたっては、年齢や経験、バックグラウンドの違う著名なパフューマーを起用している。コンセプトのもと年齢や性別などの既成概念にとらわれず、香水を身につける個々人だけを意識し、コレクションを完成させている。
容器デザインは、著名なデザイナーのヴィンセント・ヴィレジェ氏によるものである、70年代のテイストを取り入れ、大胆な美しさを持つ象徴的なデザインでキャップ1つひとつのマーブル模様は、2つとして同じものがない仕様である。
反射する凹みのある表面は、ブランドの象徴であるレンズから、キャップの球体はモルトンブラウン発祥の地のロンドンメイフェアの建築様式から発想されたものだ。外箱には、イギリス製オーダーメイド紙を使用し、ブランドのコンパスデザインロゴを型押し、高級感のある仕上がりとなっている。
香水発売に合わせ、新たに自分では気づくことのできない個性を発見し、1人ひとりにふさわしい香りを選ぶことができる、プロファイリングツールを開発している。感覚的な刺激に対する感情的な反応を分析し、カウンセリングで1人ひとりにぴったりな香りを見出すことができる。
現在「モルトンブラウン」は、世界の未進出エリアへ積極的に事業拡大を図っており、2018年にはインド・ニューデリーに直営店をオープンしている。2019年以降も順次拡大を図り、アジア地域と日本でも海外の顧客との接点を拡大するべく、2019年からトラベルリテール事業、ホテル・エアラインアメニティ事業を強化していく考えである。